富山県富岩運河環水公園

戦後、物流の主流がトラック輸送に移り、運河の利用は徐々に減少していきました。
また、水も汚れ、一時、運河の埋め立て計画も持ち上がりましたが、市民の反対運動などもあり、昭和50年代後半、富山県は運河を貴重な水辺空間として活用する方針に転換しました。
昭和60年には、建設省の「新都市拠点整備事業」の制度ができ、「とやま都市MIRAI計画」のシンボルゾーンとして、都市の貴重な水辺空間である富岩運河環水公園が整備されました。
美しい景観と水辺の豊かな自然が調和し、県民の憩いの場として親しまれ、観光客も多く訪れる人気のスポットとなりました。